撮影・取材/VenPro   協力/北海道スポーツ航空連盟
ウルトラライトプレーンとは・・・


ウルトラライトプレーン(ULP)は、日本の航空法で超軽量動力機に分類される航空機です。機体は非常に軽量であり、フレームには通常スチールの丸鋼管を使用し、それにダクロンと呼ばれる非常に強度のある合成繊維の布を張り、エンジンは通常2サイクルが多く、プロペラ1つで数十馬力程度の出力。排気量も500〜800cc位でエンジンとプロペラの間に変速機がついています。写真でもわかる通り羽をたたむ事ができ、自動車のけん引で運搬可能と言う軽快さを持っています。

ウルトラライトプレーンを満たす条件

ウルトラライトプレーンはセスナ機とは違います。
以下の条件を満たしている事が条件となります。

単座又は復座であること。 (単座とは1人乗りで複座が2人乗り)
自重は、単座のものは180Kg以下、復座のものは225Kg以下であること。
翼面積は10平方m以上であること。
失速速度65km/h以下、最大水平速度185km/h以下であること。
推進力はプロペラによって得るものであること。
車輪、そり、フロート等の着陸装置を装備したものであること。
燃料容量は、30リットル以下であること。
対気速度計及び高度計を装備したものであること。

この説明だと少々難しいですね。簡単に言うと最高で2人までしか乗れない、非常に小型であまり遠くまで飛べない、のんびり飛ぶ飛行機と言う事です。

ウルトラライトプレーンの種類

ウルトラライトプレーンには3つのタイプがあります。

舵面操縦型
エルロン・ラダー・エレベータを装備したもの。

体重移動型
モーターグライダーの事。ハンググライダーに座席と車輪がついているもの。

パラシュート型
パラグライダーに座席や車輪がついているもの。

今回の取材では「舵面操縦型」のULPでした。
見た目は飛行機そのものですが、セスナ機のように指定区域を越えて飛行する事は許されません。
また、ULPは航空法上の乗り物ですから無許可では飛べません。


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