
撮影・取材/VenPro 協力/北海道スポーツ航空連盟 |
●ウルトラライトプレーンとは・・・ |

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ウルトラライトプレーン(ULP)は、日本の航空法で超軽量動力機に分類される航空機です。機体は非常に軽量であり、フレームには通常スチールの丸鋼管を使用し、それにダクロンと呼ばれる非常に強度のある合成繊維の布を張り、エンジンは通常2サイクルが多く、プロペラ1つで数十馬力程度の出力。排気量も500〜800cc位でエンジンとプロペラの間に変速機がついています。写真でもわかる通り羽をたたむ事ができ、自動車のけん引で運搬可能と言う軽快さを持っています。 |
●ウルトラライトプレーンを満たす条件 |
ウルトラライトプレーンはセスナ機とは違います。
以下の条件を満たしている事が条件となります。
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単座又は復座であること。 (単座とは1人乗りで複座が2人乗り) |
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自重は、単座のものは180Kg以下、復座のものは225Kg以下であること。 |
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翼面積は10平方m以上であること。 |
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失速速度65km/h以下、最大水平速度185km/h以下であること。 |
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推進力はプロペラによって得るものであること。 |
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車輪、そり、フロート等の着陸装置を装備したものであること。 |
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燃料容量は、30リットル以下であること。 |
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対気速度計及び高度計を装備したものであること。 |
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この説明だと少々難しいですね。簡単に言うと最高で2人までしか乗れない、非常に小型であまり遠くまで飛べない、のんびり飛ぶ飛行機と言う事です。 |
●ウルトラライトプレーンの種類 |
ウルトラライトプレーンには3つのタイプがあります。
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舵面操縦型 |
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エルロン・ラダー・エレベータを装備したもの。
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体重移動型 |
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モーターグライダーの事。ハンググライダーに座席と車輪がついているもの。
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パラシュート型 |
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パラグライダーに座席や車輪がついているもの。 |
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今回の取材では「舵面操縦型」のULPでした。
見た目は飛行機そのものですが、セスナ機のように指定区域を越えて飛行する事は許されません。
また、ULPは航空法上の乗り物ですから無許可では飛べません。
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