撮影・取材/VenPro   協力/北海道スポーツ航空連盟
機体が到着しました


ワンボックスの自動車にけん引されて1台の航空機が到着しました。羽を昆虫のように後にたたみ、車輪にはスキーの板を履いています。さらに抜けるような空、ほとんど感じない無風状態で煙突の煙がまっすぐ昇っていきます。「今日は最高のフライト日和だ」とパイロットの川代さん。気温もお昼頃には上がるみたい。ワクワクします。

機体を組み立てていきます
パイロットの川代さんが羽を広げて組み立てています。川代さんはセスナ機の免許も持っているこの道10年以上のベテランパイロット。北海道スポーツ航空連盟(HSAL)の会長も勤めていらっしゃいます。組み立て時間はホンの20分程度。エンジンは2サイクルの650cc。燃料は座席後部にあって混合ガソリン(オイルを50:1で混ぜ合わせた物)を使用します。


機体がトレーラーから降りました
ウインチのワイヤーを緩めて静かに飛行機を降ろします。重さは200kgちょっとなので1人でも動かせるみたいです。私の乗っているバイクの方が重いなんてちょっと信じられませんが、ほとんど外装はダクロンと呼ばれる布で出来ているので非常に軽量です。


無事に飛行機が降りました。

飛行機の中は?
背中のボディーが開いていたので、ちょっと尾翼側を覗かせてもらいました。トラスフレーム式になっています。ほとんど何も入っていません。木材も使用していますので見るからに軽そうです。

エンジン始動!
いよいよエンジンの始動です。ULPのエンジンは草刈り機のエンジンを掛ける時のようにヒモで引っ張って掛けます。セルモーターはありません。いつも整備されているエンジンは一発で始動しました。2サイクル独特のサウンドとプロペラが風を切る音が合わさり、それが飛行機の音である事を物語っているかのようです。

次はいよいよ離陸です。


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